反復記号(リピート・繰り返し)について3

前回、「D.C.やD.S.により再度通過する:∥は有効です」とお話ししました。

この:∥は何度通過しても無効にはなりませんが、それ以外の記号は1度通過すると無効になります。これはかなり重要なポイントです。

例えば、「1と「2は1度通過すると無効になりますので、D.C.やD.S.1により再度通過する際に順番を制御したいときは「3や「4が必要です。

Repeat7

演奏の順番はこのようになります。

(1) → (2) → (3) → (2) → (4) → (1) → (2) → (3) → (2) → (4)

次もソングブックなどで見かける例で、D.C.で再度通過する際に「3とtoCoda1で飛び先を指定しています。

Repeat8

演奏の順番はこのようになります。

(1) → (2) → (3) → (2) → (4) → (1) → (2) → (3) → (5)

D.S(またはD.C.)とCodaは、D.S.1とSegno1(またはD.C.) → toCoda1とCoda1 → D.S.2とSegno2 → toCoda2とCoda2という順番で使います。

Repeat9

演奏の順番はこのようになります。

(1) → (2) → (3) → (1) → (2) → (4) → (2) → (5) → (1) → (6)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

反復記号(リピート・繰り返し)について2

D.C.は曲の最初に戻ります。

Fine(フィーネ)はD.C.などで2度目に通過した時点で終了します。

Repeat3

D.C.の代わりにSegno(セーニョ)1とD.S.(ダル・セーニョ)1を使っても同じです。

Repeat4

Fineの代わりにフェルマータを使っても同じです。楽典に沿うならばフェルマータは複縦線と共に用います。

Repeat5

以上の演奏の順番は、どれもこのようになります。

(1) → (2) → (3) → (1) → (2)

D.C.やD.S.により再度通過する:∥は有効です。

Repeat6

演奏の順番はこのようになります。

(1) → (2) → (1) → (2) → (3) → (1) → (2) → (1) → (2) → (3)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

反復記号(リピート・繰り返し)について1

楽典では、例えばダ・カーポにも「D.C.(Straight)」と「D.C.」の2種類の指定がありますが、Score Magazineは「D.C.」のみです。

Score Magazineの反復記号の機能は、書店で売っているソングブックのものと同じと考えていただいていいと思います。

以下は「1と「2と:∥の組み合わせです。1曲の中に「1と「2は複数使用することができます。

Repeat1

演奏の順番はこのようになります。

(1) →  (2) → (1) → (3) → (4) → (5) → (4) → (6)

この例では1小節目に∥:がありませんが、1小節目の∥:はあってもなくても構いません。

※Score Magazine Version1.65までに反復記号の不具合がありましたので、Version1.65.1以降にバージョンアップしてください。

∥:や:∥の外側にある∥:や:∥(リピートの入れ子構造)は無効です。

Repeat2

演奏の順番はこのようになります。

(1) → (2) → (3) → (2) → (3) → (4)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

パソコンを買い換えたのですが、どうすればいいですか?

表題は以前からよくあるお問い合わせですが、最近特に多いようですので、ここで簡単にご説明させていただきます。

このお問い合わせは、だいたい次の内容に分かれるようです。

ライセンスキーは再度購入する必要があるの?

購入する必要はありません。

前回インストールされたときと同じように、新しいパソコンにライセンスキーを登録してください。

もしライセンスキーを紛失された場合は再送付サービスをご利用ください。

再送付サービスを利用する方法は「お読みください」の最後の方に記載されています。

「お読みください」を見るには、Windowsの[スタート]ボタン → すべてのプログラム → Score Magazine(Pro)をポイントして、表示されたメニューから「お読みください」をクリックしてください。

どうやったら新しいパソコンでScore Magazineが使えるようになるの?

前回Score Magazineを入手されてからライセンスキーを登録された手順をそのまま繰り返していただくことになります。

(1)以下より、お持ちのライセンスキーのインストールプログラムをダウンロードしてください。

Score Magazine

Score Magazine Pro

ダウンロードの方法や次のインストールの方法はこちらを参考にしてください。

(2)ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを実行してください。

(3)新しいパソコンにライセンスキーを登録してください。

ライセンスキーの登録方法はこちらを参考にしてください。

今まで作った楽譜はどうなるの?

Score Magazineで作った楽譜、つまり曲ファイルのことですが、ソフトで曲ファイルを保存する際は、特に変更しなければ次のフォルダに保存されます。

Score MagazineのNote EditorやScore Magazine

→ [マイドキュメント]フォルダ内の[Score Magazine]フォルダ

Score Magazine ProのNote Editor ProやScore Magazine

→ [マイドキュメント]フォルダ内の[Score Magazine Pro]フォルダ

新しいパソコンにScore Magazineをインストールした時点では、[マイドキュメント]フォルダ内に[Score Magazine](または[Score Magazine Pro])フォルダは存在しません。

Note Editor、Note Editor Pro、Score Magazine、いずれかのソフトを起動してはじめて、この[Score Magazine](または[Score Magazine Pro])フォルダが作成されます。

フォルダを作成したあとに、今までお使いになっていたパソコンから新しいパソコンの[Score Magazine](または[Score Magazine Pro])フォルダに曲ファイルをコピーしてください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

クレッシェンドとデクレッシェンドの演奏データ2

前回はクレッシェンドの演奏データを見るために、Note Editor Proのグラフィックエディタでベロシティ(強弱)を表示させてみました。

今回はNote Editor Proのイベントリストを表示させてみます。

下図(クリックすると拡大します)は前回のベロシティ変更前のものです。赤枠内はクレッシェンド部分のベロシティですね。

ベロシティの設定範囲は0~127ですが、ここではScore Magazineの初期値100のままです。

Crescendo1b

下図は前回グラフィックエディタで設定したベロシティ変更後のものです。

Crescendo2b

ベロシティの最大値127に向けて音量がだんだん大きくなるように設定しています。

デクレッシェンドを設定する場合は音量がだんだん小さくなるように設定してください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

クレッシェンドとデクレッシェンドの演奏データ1

前回までにタイとスラーの演奏データを解説しましたので、今回はクレッシェンドとデクレッシェンドの演奏データの解説をしたいと思います。

タイとスラーは演奏データでいえばゲートタイム(発音時間)ですが、クレッシェンドとデクレッシェンドはベロシティ(強弱)です。

下図(クリックすると拡大します)はScore Magazine Pro付属のNote Editor Proでグラフィックエディタを表示させたものです。

Crescendo1

グラフィックエディタで編集する[編集項目]はベロシティに設定しています。

スラーやクレッシェンド、デクレッシェンドは記号を設定しただけでは演奏に反映しません。

したがって、aのように1小節目の音符のベロシティと変わりません。

下図はクレッシェンド部分のベロシティをグラフィックエディタでbのように設定したものです。

Crescendo2

演奏すると、だんだん大きな音に変化しながら演奏されます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

タイとスラーの演奏データ2

前回はタイやスラーの演奏データを見るために、Note Editor Proのグラフィックエディタでゲートタイム(発音時間)を表示させてみました。

今回はNote Editor Proのイベントリストを表示させてみます。

下図(クリックすると拡大します)は前回のゲートタイム変更前のものです。aはタイの、bはスラー部分の、それぞれゲートタイムですね。

Tie_slur_gate1b

Score Magazineの4分音符のタイムベース(分解能)は480です。

bは384となっていますので、4分音符のゲートタイムの初期値は480=100%に対して80%ということがわかると思います。

下図は前回グラフィックエディタで100%に設定したゲートタイム変更後のものです。

Tie_slur_gate2b

480未満は例えば0:479のように表示されるのですが、480は1拍分の長さになりますので1:000と表示されているわけです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

タイとスラーの演奏データ1

今回は演奏データについてお話ししたいと思います。

下図(クリックすると拡大します)はScore Magazine Pro付属のNote Editor Proでグラフィックエディタを表示させたものです。

Tie_slur_gate1

グラフィックエディタで編集する[編集項目]はゲート・タイム(発音時間)に設定しています。

タイは、次の音符までのゲートタイムが100%固定なので編集する必要はありません。ですので、ゲートタイムを表す青い縦線はaのように表示されません。

スラーやクレッシェンド、デクレッシェンドは記号を設定しただけでは演奏に反映しません。

したがってbのように、1小節目の2~4拍目の音符のゲートタイムと変わりません。

下図はスラー部分のゲートタイムをグラフィックエディタでcのように100%に設定したものです。

Tie_slur_gate2

演奏すると、スラー部分もタイと同じように次の音符まで音が伸びた状態で演奏されます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ページをまたぐスラーは一度に設定することはできません2

スラーやクレッシェンド、デクレッシェンドは記号の始点の位置にデータを保持しています。

図(クリックすると拡大します)上は前回スラーとクレッシェンドを設定した楽譜ですが、例えばこの3小節目を削除したら、図下のように3~4小節目にあったスラーとクレッシェンドは削除され、5~6小節目にあったスラーと途中からのクレッシェンドは4小節目に移動します。

Halfway_slur2

その際、前回説明しましたようにデータは4~5小節のページ間をまたぐことができませんので、終点も4小節目に移動します。

スラーやクレッシェンド、デクレッシェンドの入力は、曲構成の設定や音符の入力が終了したあとに行った方が効率的かもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ページをまたぐスラーは一度に設定することはできません1

ページをまたぐスラーやクレッシェンド、デクレッシェンドは一度に設定することはできません。

ここでいう「ページ」とは、下図(クリックすると拡大します)の「しおり」の赤枠a「小節 x~y」の一区切りと考えてください。

Halfway_slur1a

図はTr.1のみのパート譜です。[表示]メニューの[トラック]でTr.1以外のチェックを外したものですね。

5小節目からはページ(「小節 x~y」の一区切り)が変わりますので、スラーやクレッシェンド、デクレッシェンドの終点(赤枠bの)□を4小節目の小節線より右にドラッグすることはできません。

特にScore Magazine Proユーザー様で、Note Editor Proの楽譜の横スクロール表示で作業をされる場合はご注意ください。楽譜がページ単位で表示されませんので感覚的にわかりにくいかもしれません。

スラーを4小節目まで入力したら、今度は下図のように5小節目で[スラーの編集]ウィンドウを表示させて、続きのスラーを設定してください。

Halfway_slur1b

クレッシェンドやデクレッシェンドは、4小節目まで入力したら、今度は5小節目から「途中からのクレッシェンド」や「途中からのデクレッシェンド」を入力してください。

* 図は、既にクレッシェンド(a)と途中からのクレッシェンド(b)を入力済みです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

«スラーの入力